塩化ブーツ

少女の椅子として生きるオス

家畜用の檻のついたトラックで配送されてきた痩せたはだかのみすぼらしい男の上に腰掛ける長身の少女。
男の方にはまったく目をやらずに話し始める。

ちょっとフラフラしてる。重いの?それとも軽い?

――フフ、おりこうさんね。
お前は椅子なんだから口を利いたらおかしいものね。

本当に震えてるね、大丈夫もう少しの辛抱よ。
明日には足をちゃんとした長さにそろえて、上等な革製のカバーをつけてあげられるわ。
そしたらフラフラ動き回ったり、ご主人様のブーツが目に入って汚い汁をたらしたりする心配もなくなるからね。

少女の椅子として生きるオス

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